堕天使の煉獄

いろいろと作業再開しようと言うタイミングで、遂にアレが来てた。

「if consteval」

c++23の機能の一つで、コンパイル時評価されるときと実行時評価されるときで条件分岐することができるやつ。

これがようやっとVisual Studio 2022 v17で追加されてたっ！

これもう、ずーっとなんで追加されないのよ。
何年も前にMSの開発者向けの所で、コレ追加してよ→作業リストに追加しました。
みたいなやり取りがあったので、もうすぐかな～とか思ってたのに何年かかっとんじゃぁぁぁって感じですが。
ほんとようやく追加されたですよ。
もう何年も前……3～4年ぐらい前だとおもうな。
c++23の機能だものな。いまもう2025年よ？

ということで早速、久しぶりにVS更新……と思ったら、v17.4（2025/06/03）が最新だと……？
v17.0から「if consteval」追加されるって記事見たとき（2025/05/14）に、すでにv17.1（2025/05/21）がでてて、v17.0から数日後のことだったので、なんかすぐにfixでてるのかーと思ったのだけども。

んで、今日。
Qt6.9.1がリリース予定だったので、そっちと合わせてアプグレしようかなーと思ってたのだけども。
今見たらv17.4て、えらく短時間でいくつもver上がってるなぁ……。
って感じで、もうちょっとfix落ち着くまで待つかなぁって感じに。

そもそも、Qtでは「if consteval」使う機会殆ど無いしね。

「if consteval」が威力を発揮するのは、自前のライブラリとか作ってるときに、constexpr化されてない標準関数なんかを組み込む時なんかに使えるんですよね。

コンパイル時評価のときは、実装自分で書いた方で処理して、実行時評価のときは標準関数使うみたいな。

なので、欲しい人にはめっちゃ要る機能だったんですけどね。
なんでこんな重要な機能がいつまで経っても追加されないんだってここ数年ずーっとVSの更新チェックしながらもやきもきしてた部分だったりして。

で、実際に使うとなると、DXライブラリでゲーム開発用のライブラリづくりの中で使う感じなので、まあ今すぐ使うって訳でもないかな……ということで、VSの更新落ち着くまで待つのがいいかなーと。
なので、とりあえずQt6.9.1のほうだけアプグレしとくことに。

……とりあえずVSもアプグレしとけばええやん。
と思われるかもですが、VSはCドライブ、SSDにインスコされるので、このPC、あんまSSDの容量大きくないので寿命削りたくない……のでしょっちゅう気軽にVSみたいな大きめのやつを入れたり出したりしたくないなぁという貧乏性……が理由だったり（みみっちいなぁ）

にしても、Clangはともかく、最近のGCCはすごいな。
もうc++26の機能もほぼ追加されてるな。
いっぽうvc++は……ようやくc++23の言語機能の追加に着手し始めた感じなのかな？　c++26に至っては0（ゼロ）っていう。

なんかいまはAI補完とかそっちのほうにリソース割いてる感じなのかなぁ。

いち開発者側からすれば、そんなんよりもコンパイラの機能を最新のにちゃんと更新していってくれよって感じなんですけどね。

コンパイラの実装状況
ttps://cpprefjp.github.io/implementation-status.html#cpp26

まだvc++で実装されてないけど欲しい機能メモ。

c++23
「constexpr関数内でのstatic constexpr変数を許可」

c++26
「宣言のみで使用しない変数の名前として_をサポート」
「static_assertの診断メッセージにユーザーが生成した文字列の指定を許可」
「構造化束縛でパックを導入できるようにする」
「constexpr構造化束縛の許可と、constexpr参照の制限緩和」

実装されれば、constexprと構造化束縛がどんどん便利になっていってるなぁ。

あとc++26のこれは
「未初期化変数の読み取りをエラー性動作とする」
コードの書き方に変化出る感じなのかな。
実際に導入されてからじゃないとあんまよくわからないぽ。

そんな感じで、いろいろと新しい動きがあると、ちょっとやる気でるな。