堕天使の煉獄

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2020-01

06

04:42:31

まだだらけ中

まだちょっと気が抜けたまま~。
ここ数日は、ちょっとHDDの容量きつくなってきたので要らないファイル消したりして整理してたり、そいやもうすくwin7のサポート切れるんだよなぁ。MSの事なので嫌がらせでVisualStudioとかwin7だともうインスコとかアップデートもさせねーぜとかやりかねないので、今のうちにアップデートしておくか……と。ついでにQtも5.14にアップデート。両方やるとCドライブ結構汚れるのでデフラグ~

その間PCさわれず暇になるので、図書館の返却日近いんだよなーってことで図書館の本を読む。

ジェームズ・ロリンズ著 「ナチの亡霊」上・下
シグマフォースシリーズの第2作目。
1作目は、似た作風のダンブラウンのラングドンシリーズに比べて、こっちのがおもろいやんけ。とおもっていたのだけども。2作目はちょっと微妙だったかも。1作目の「天使と悪魔」が一番面白くてその後どんどん微妙っていう、ラングドンシリーズのそこまで真似しないでも良いのに……とかおもたり。シグマフォースシリーズはもう本国では4,5作目とかまで出てるらしいので失速し続けてないといいのですけどね。

扱うネタ的には好きなので読み続けるだろうけど。
今回のネタは、ナチスドイツのアーリア人仮説ネタで読み始めるまえはwktkだったんですけどね。
とくに真新しいネタもなく、そして今回本来脇役だったはずのシグマフォースの司令官の人がほぼ主役になってるし。
そして本来の主人公は、ストーリー的にそうしないといけない必然なのだろうけど、ことごとくすべての罠を踏み抜く鈍くさい人って感じでいまいちかっこよくないw
んでもってシグマフォースの隊員ってのは、動ける研究者ってかんじで、本来学者筋の人間に訓練積ませて特殊部隊化したっていう、どちらかというと文系なので、タフさとかど派手な戦闘ってのもなく、いまいち華もない。戦ったら大抵負けるシーンが多いw
脇役も面白いキャラ出てきたなとおもったら、わりと出オチ感あって微妙な結末おおかったし。
そんな感じで、なんかいまいち盛り上がらないまま終わっていって、ちょっと期待はずれ感あったなと。今作は。前作で期待値上げすぎた所為もあるかも?


堂場瞬一著 「焦土の刑事」
終戦、戦後すぐの時代の刑事物。
普通に面白かった。

しかしバーダー・マインホフ現象というのがあるのですが。
「新しい物事を知ると、急にそこらじゅうで目にするようになる現象 」
ってやつです。

この本のなかで、「アプレ」って言葉がでてくるのですが、戦後のどさくさでイキった若者が徒党を組んで、今で言う半ぐれみたいな集団みたいなが形成されてたらしいです。正確には「アプレゲール」というらしいです。本書の中では「アプレ」という語しかでてなかったのですが、なんで「アプレゲール」て言葉を知ってるかと言えば、この本読む前日にちょうどつべでみた、昔の事件物の解説動画で戦後のアプレゲール犯罪の代表である「バー・メッカ殺人事件」を解説してる動画というのを見たばかりなんですよね。
アプレなんて言葉全然いままで知らなかったのに、知った次の日に読んだ小説の中でも出てくるとか、バーダー・マインホフ現象ってやつだなーとかおもたりして。
んまあ、いわゆる、時計のぞろ目と同じでたまたま目に付くと意識に残るので、しょっちゅうぞろ目を見てる気がする。て思うのと一緒で、そのもの事に意識をたまたま向けた時があってからそれをみると、あ、また出てきた。と思うだけで実は無意識には何度も既にその物事は見ていた。
っていう現象なんだろうなーとおもうのですけども。

あと本書のなかで「土地鑑」という言葉が出てきて。
この作者さんは元記者さんなので言葉の使い方には慎重な人であるはずなので、見慣れない土地鑑という言葉が気になって調べてみると、現在では「土地勘」の方が定着していたけど、元々は土地鑑が正しく、また元は警察用語というか、鑑の捜査という警察用語から派生して出来た語らしいです。
んでこの作者さんの昔の著作では普通に「土地勘」の方を使っていた記憶があるので、なんで本作では? 誤変換? とおもって気になって調べたのですが、作中が戦中戦後の時代の警察ってことで、なるほど当時の警察内で使うには「土地鑑」が妥当だということであえて使ってるかんじなのかーとおもたり。

ちょうどこれまた気になる事象が続いたのでも一つ言葉ネタ。

某氏の冬コミ原稿で「役者不足」と言う語が出てくる。
この辺はいろいろ議論のネタになってるので今更感あるのですが。
役不足の誤用の指摘に対して、田中芳樹が役者不足という造語をつくって対応したという説があったりするのですが。

実際の所、実用に対してめんどくさい言葉になってるよなーとおもたり。

1「役不足を誤用であると理解した上で、現在では誤用の意味の方がもはや一般化してるとして、あえて役不足のまま使う」

2「造語である役者不足を新しい語としてつかう」

3「力不足などの他の語におきかえる」

4「役不足だと言ったあとに別のキャラに役不足は誤用だけどねとつっこみを入れさせる」

などの対処法がある。

1の場合は、判っていて、と言う部分が理解されなければただの誤用扱い。

2はそんな言葉はない! という批判にさらされる可能性がある。

3 んでも誤用のほうの役不足という言葉の語のイメージというか語感はこの語じゃないと出せない感じがあって、力不足では代用にならない。というか文字面として美しくない感あるぽ。(いうたら役者不足もあんまり美しくないと個人的にはおもてる)

4は、この場合、役不足は誤用だと判ってますよと一旦読者にアピールしたうえで使うというほんとにめんどくさい使い方であるが、役不足は誤用だ! と鬼の首を取ったかのような批判に対する予防線としての効果が見込めるが、毎回、役不足使う度にこんなんやっとれんという。

そんな感じで、めんどくさい語だよなーと。

そんな最中、去年の年末に買ったスレイヤーズの最新刊。
ブラストソード無双やな。とおもったところで、はて、ブラストソードっていつどこで手に入れたんだっけ?
もう10年以上前に読んだっきりだからなぁ。全く思い出せん。
ってことで既刊を流し読みしはじめると。その中で「役者不足」の使用を発見したり。こちらは新しい語として使う方向なのかーと。

ttps://dic.nicovideo.jp/a/%E5%BD%B9%E4%B8%8D%E8%B6%B3
「お前には役不足」
「お前では役不足」


この記事のコメント欄のこれみて、ちょっとなるほどとおもた。

前後の文脈で使い分けるのは、面白いなと。

これに類するので、「適当」「いい加減」って言葉がある

「適当な奴だなオマエは」
というと、だらしないとかおざなりとか、ネガティブな意味になるけど

「この辺の適当に見繕ってください」
てな場合だと、適切で妥当な感じで~という意味になる。

しかし、
「この件は適当に処理しといて」

と言うと、
おざなりにでもいいからとにかく処理しとけ。
適切に処理しておいて。
どちらの意味でもとれる。

この言葉が出てくる状況次第だったりする。
デスマーチの最中に言われたら、とりあえず形だけでも処理済みにしておけばいいんだなーと取るかも知れないし、平時ならいつもどおりの感じで通常の処理をするんだなーとか。

「いい加減」と言う語は「適当」とほぼ置き換え可能でかつ字面的にはネガティブな意味合いはないものの、おざなり的な意味合いでも使われる。

「適当てのはいい加減にするって意味じゃないぞ?」

この一文、深く考えるとなんかいろいろとグニャグニャするw
「適当な奴だなオマエは」
で使われるときの「適当」に「いい加減」を当てはめると、「いい加減」も「適当」と全く同じ両面性を持つ語だったりするんですよね。

「本当にオマエは何をするにも適当な奴だな」

と見て、何事にも適切で妥当な処理をする優秀な奴だと褒めてる文だとは誰も思わないですよね。(無理すればとれないこともないけど)

「いい加減」の方は「良い加減」と置き換えるとネガティブな意味合いは消えるんですけどね。(好い加減のが正しい?)

「塩加減がいい加減」
「塩加減が良い加減」

後者の場合は一つの意味でしかとれないけど、前者はどちらの意味でもとれる。

そもそも、
「適当な奴だなオマエは」
「いい加減な奴だなオマエは」
の方の「適当」「いい加減」に置き換わる適切な語がパッと出てこないんですよね。
ここでは近い語として「おざなり」と言う言葉をとりあえず使ってますけど。
おざなりではなんかちょっと違うなー感あったりするぽ。

んでここでさっきの

「お前には役不足」
「お前では役不足」

前後の文脈で意味合いが変わる語として考えると、問題無い気が……うーんやっぱ誤用の方の意味合いのイメージが定着しすぎてるとやっぱ良くわからなくなるな。

もうちょっと前後の文脈がないと判断着きにくいか。

んでもそこで問題になるのは、最近の文字離れ傾向。
文脈を読み取る力がめっきり衰えてる人が増えてるみたいな話を聞くと、どうなんだろうね……とか。

まあ、文章でメシを食ってる人なら真面目に考えるべき問題なんだろうけど。
そうでないおいらには、なんかいろいろともにょもにょっとするなーぐらいのアレですけど。

んでいまちょっと「適当」「いい加減」に置き換わる適切な語って何かあるのかなとググってみたらば。

「テキトー」

カタカナで書くと確かに駄目な方の意味でしかなくなるなw
でもこれって、「下品で教養のない若者の言葉」的な語感の文字化的な感じで、スラング的な感じで「語」としては成立してない気がしますね。表記というか表現方法て感じで。

んー

「ぞんざい」
「大雑把」
「杜撰」
「生半可」
「粗雑」
「出鱈目」
「徒疎か」

やはり似たような類語というと、前後の文脈に縛られた限定的な意味合いの言葉が多くて、「適当」「いい加減」のような汎用性に欠けますね。

そういった広い意味を含んだ便利な言葉って事なのでしょうね。なので単純に置き換え可能なものはなさそうです。

日本語って難しい。


あとははついでに時事ネタ的なの。
主にネットニュースとかぺろぺろ見てるときに、記事リンクで見つけておや?と目に付いたアニメ・漫画系ネタ。

「浦安鉄筋家族実写化」
 どうも大鉄メインっぽいですね。へんなお父さんネタって感じの。子供に原作ままのプロレスとかバイオレンス過ぎて無理でしょうし。パロキャラおおいし。うんこ国会議員とかw
いろいろと無理すぎてどう見てもコける予感しかしねぇ。
やっぱ漫画は漫画のままでいいや。実写化とか過去の例からして期待するだけ無駄ですね。

「波よ聞いてくれ アニメ化」
 無限の住人の実写版(出来は判ってたけどお察し・・・らしいですが)からのアニメ化なんでしょうかね。しゃべくりが重要になるとおもうんですけど大丈夫なんですかね。ネタ的にはラジオドラマとかのが向いてるようなそうでもないような。
ベアゲルターはニッチすぎますかねw

「ダイの大冒険 再アニメ化」
 なんか旧作は放送局のTBSの番組改編のごたごたで打ち切られたとかで本来はもっと続く予定だったとか。いまいちOPとEDが盛り上がらない感じだった記憶しかない。んで新作なんですがキャスト総入れ替えっぽいらしいと。
オリジナルキャストはかなり高齢だったり、すでに鬼籍だったり。
でも最近はあんまり長期クールの作品やらない傾向なので、うしおととらとかからくりサーカスみたく、ばっさばっさカットされた感じになるのかな?

「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸」
 ワタルも新作やるらしい。
とりあえずメインキャスト(ワタル、ヒミコ、虎王)はオリジナルで継続らしい。ここもかなり高齢化進んでるからなぁ……。
虎王が初期から参戦で、シバラク先生の姿が見えないのがどう関係するのか……。
個人的にはa・chi-a・chi復活期待。

「レールガン3期」
 禁書の3期が酷かったらしいのでどうなんでしょね。

いっぱい文字打って疲れてきたので今日はこの辺で。
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