堕天使の煉獄

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2019-04

23

23:56:30

お前がナンバーワンだ

先日描いた某氏の同人小説本のイラストなんだけども、なにげにフルデジタルで描いてみたりで。

基本的には下書き線画まではアナログで描きたい派なのですが。
今回は構図をしっかり練ってから描き始めよう。というのをまず目標として掲げてたりで。
んで、結果的に表紙は見開き構図で行くことになったのだけども。
小説本ではカバーが表紙になるのですが(そうでない装丁のもあるけど)その場合、折り返しというのが存在して。で、見開き構図はその折り返しにまで飛び出てる感じの構図のものが某氏と相談の結果、採用ということに相成ったり。

そこで、「むう、これは困ったぞ」となったわけです。

ただの見開き構図の場合であれば、いつも使ってるA4のコピー用紙を横向きにして描けば縮尺もぴったりなわけですよ。縦横比的に。
しかし、折り返し込みとなると、さらに左右に長い幅が必要になるわけで。

折り返し部分だけ別紙に描くというのもアリではあるのですが。実際過去にはそうやってたこともあったけど、そのときは後から、この先も描いて折り返し部分まで延長したろ。と後から思いついた感じだったりしたと思う。
が、今回は最初から折り返し部分まで飛び出すの前提なので、どの向きにどのサイズで描くべきなのか……。
って辺りで、よし、今回は最初から線画もフルデジタルで行ってみるか。
となったわけで。

どうせならと、他の口絵とかあとがき絵とかも全部勢いでフルデジタルで行ったりして。

結果としては、なかなか良い感じに作業出来たような気がするぽ。

これからもフルデジタルでいいかなーという気もしてきたりで。
とはいえ、線画もフルデジタルだと、HDDふっとんだら何も残らないというのが怖いけど。
アナログの線画残ってれば最悪そこから塗り直せばいいだけなので。

あとはやっぱ慣れが必要だなーと。当然のことながら。

なにげに、過去、線画からフルデジタルでやってみたのって、この絵が最初で最後だった気がする。
d_163.jpg

フルデジタルだと、特に「目」と「顔の輪郭」あたりが、アナログでの手なりというか手癖に頼ってる部分おおくて。
スランプになると何で? ってぐらい理由もなく全然上手く描けなくなったりするところからもかなりあやふやなよくわからない感覚だよりで描いてるっぽい。

その辺の手癖が、ペンタブだとちょっとよくわからなくて、ただひたすらアンドゥとリドゥの繰り返しで乗り切った感あったりで。

この昔のサンタ娘絵。2014年だから5年ぐらい前……。それ以来なわけだけど、そのときも思ったのだけど、いまいち感覚的にパースというかデッサンの感覚がくるうんですよね。それがどうにも合わないかなーということで、またそれ以降はもとの下絵はアナログにしたりで。

その原因が何となくわかった気がするぽ。
多分、モニタだと正対してるため、目線と角度がほぼ垂直に交わる感じで。
一方紙に描くときは、どしても斜め方向から紙を見る感じで、常に俯瞰した感じで、その状態でのパースの取り方とかデッサンを浮かべる感じで。その辺の角度の差から来る奥行き感みたいなのが無いので、モニタ見ながら線画描くとその辺で感覚が狂うのかなーとかおもたり。

んでも今回何枚か線画もデジタルで描いてみて、結局は慣れかなという普通の結論にw

んでまあ、「消しゴムカスがでない」「消しゴムかけすぎて紙がよれない、折れ曲がらない」「消しゴムで広範囲消すのに右手の体力消耗する」「消しゴムカス掃除中に飲み物ぶっくらかして掃除の手間増える」「アンドゥ、リドゥ」「拡大縮小回転反転自由」
といった数々のメリットはやはり魅力ではあるんだよなぁと。てか消しゴム関係のデメリット大杉ぃ。

でもフルデジタルだと、HDD吹っ飛んだら何も残らない。というデメリットは怖かったりするんですけどね。下絵がアナログだとその辺は家が燃えたりとかでもなきゃとりあえず残るし。

本気で考えるなら、ネットストレージサービスとかも導入するべきかなぁなんてことも考えたり。

あとは、線画もデジタルでやるようになって思ったのが、以前のアナログ線画→スキャン→線をブラして拾っていってクリンナップ。
っていう流れだったのですが、わりとアナログの時点でほぼきっちり描いてしまってるので、線をなぞるように拾っていくという、どちらかと言えば只の作業って感じで、結構体力つかうわりにそれほど楽しくない作業だったりしてたのですが。
ラフな感じの下絵からタブ描きで決定線を作っていく感じは、只の作業ではなく創造性のある作業なので、普通に絵を描いてるって感じがして楽しみながら描けたりで。
なんかもう今後もこの方向でいいかなーと言う気もしてきてたりする。

んでもたまにはアナログでも描きたいわーってなりそうではあるけど。


んで。

兎にも角にも、しばらくフルデジタル試してみるか~って感じで。
ちょっとペイントソフト他のも試してみるかなと思ったりで。

なにげにクリスタとか嫌いなんですよね。触ったこと無いですけど。前身のコミスタをちょっと触ったことあるだけなのですが、どうにもUIが気持ち悪くて無理ーとなったんですよね。クリスタはそれに輪をかけてごちゃごちゃと機能ついてて邪魔くさそうって印象で。

で、ずっとsaiを使ってるわけですが。

saiは書き味極振りで、他の機能は……って感じで、結局他のツールと連携が必要なところが泣き所なわけで。

しかしフルデジタルにすると決めた場合、線画だけ別のツールってのもアリかなーってのはちょっと前から考えてたりで。

saiだけだと図形とか直線とか円とかが、さくっと描けないのが痛いんですよね。なので背景だけは別のツールで作ったりとかしてたりで。

で、ちょいちょいいろんな他のツールの噂も耳に入っては来るわけで。
その辺の描画ツール充実してて、saiと遜色無いぐらいの描線引けるみたいな。

で、今回試してみたのは

「krita」
「ファイアアルパカ」

の二つ。

なにげにどっちもQT製なのですね。
なのでクロスプラットフォームなのですが。
ちょっとまえにOSのカスタムテーマが急に使えなくなったトラブルの時にいろいろ調べてたときに目に入った記事によると、win10だとさらに面倒な事になってるんだなカスタムテーマまわり。
そろそろ脱winも本気で考えようかな……。
音楽関係のぞけばあとはsaiの代わりがあればwin捨てられるよなーということで、ubuntuあたりで使えるペイントソフトないのかなーとググったときにでてきたのが「krita」で。
とりあえずその辺の絡みもあって試してみるかと。

んー思ったよりも良さそうだけど、慣れがかなり要りそうな感じかなぁ。
機能多すぎるのでクリスタに近い感じっぽいなぁ。あとブラシ周りが独特なんですけど、それが売りなのはわかるけど、なんかアイコンとか自己主張激しすぎやしないかな? と言う気も。
将来的にwinを窓から投げ捨てる日が来たときにはお世話になるかも?
んでも現状ではsaiのがいいかなーと。図形描画ツール周りだけ使うにしては他の機能がごちゃごちゃ付きすぎてたり、起動が遅い、微妙に重い。とsaiに足りない部分でちょっと使いたいって感じにはちょっと重たすぎるかなぁと。


「ファイアアルパカ」
以前から存在は知ってた物の、田中久仁彦氏のブログで使用感とか書かれてるのみて、ほお、なかなかよさそうなのかも?
と思っていたので初試し。

たしかにブラシの書き味はかなり良いですね。
図形とかパース定規とかの描画ツールも充実してるし。
ただ、塗りになるとちょっと微妙かなと。
線画作成に限ればsaiの代替に十分なれるポテンシャル。

だが……キャンバス右上に出てくるアルパカマークがクッソ邪魔_| ̄|○

ググってみたところ、どうも消せないらしい……。正気か?
右側のパネルを全部フロートにしてその後ろに隠すという手で、目に入らない用には一応出来るんだけど……。
こんなもんキャンバス領域に表示させて消せないとか、絵を描くのに邪魔な要素を平気で入れる神経が判らないわ。その辺で制作者への信用というか信頼感爆下げぽ。

あとは微妙に、一部のショートカット設定が変更不可(ドラッグ併用での拡大縮小回転とか)だったり、回転が一定間隔幅でしか出来ない&画像が荒れる。
拡大縮小も一定間隔幅。
回転はスライダあるのに拡大縮小はスライダがない。
ショートカット+ドラッグでの拡大縮小とか、ちょっと重たい。

と、ブラシの描線は快適ながらも、それ以外の部分でうーん……という部分がちらほらで、そこそこストレス溜まるぽ。

てか「krita」も回転は一定間隔でしかできない上にちょっと汚くなるぽ。

その辺、QT製だからなのかなぁという気も。
汎用のクロスプラットフォーム向けのフレームワークなので、とんがった低レベルでの高速化とかやりにくいんだろうなぁ。
その辺saiはカリッカリにチューニングしてあるんだろうなって感じのヌルヌル感あったりで。

kritaはOpenGLとかつかってるっぽい記述もあったけど(古い記事かもしれないけど)Vulkanとか使うようになるとその辺も改善とかされていくんだろうかね。

そんなこんなで、図形描画周りだけアルパカってのも……んーやっぱ拡大縮小回転周りが微妙すぎてストレス溜まるなこれ。

……。

某髑髏の人「……試し斬りには頃合いやも知れん…」

と言うことで、そろそろ行けそうな感じもあるけどもうちょっと待ってみようと保留していたアレ。

「sai2」

を試してみることに。

……おお、やっぱすげぇな。

「お前がナンバーワンだ」

と某王子の名台詞が出るレベルにやっぱぶっちぎりの軽さと、わかりやすいUIレイアウト。
弱点だった図形描画やパース定規、それに文字入れも出来る様になって。
さらにはレイヤの合成モードが写真屋と互換性持たせた感じ? 以前はPSDで保存して写真屋もってくと一部のモードは同じ色にならなかったり、互換性のないモードとかあったりしてたので。

ブラシの書き味もなんかsai2のが好きかも。
もともと軽快だったsai1よりもさらに軽快さ増してない??

もうこれで良いじゃんとなる。

と言うことで無駄にいろいろいっぱいファイルコピってHDDの肥やし多めのkritaはアンインスコ。
ファイアアルパカは、ちょっと描く分にはたまにはいいかも。特殊ブラシの設定が簡単設定で、その辺はsaiより楽そうだし。ってことで残しておくかな。


あとは、sai2はまだまだベータ版どころかアルファ版ってレベルなので、安定性とかどうなのかなというところで。

d_164.jpg

今のところ普通に使えてるぽ。
まだ線画作ってみただけだけど。
試しに塗りまで一枚先ず塗ってみるかと言う感じで試用中。

sai1だと、この咥えてるぽっきーとか面倒だったんですよね。
この直線引くためだけにベクタレイヤ追加して描いたりとか。
sai2では、画像の上部にある手ぶれ補正の→のバックスラッシュの記号のアイコンクリックで直線モードになって簡単に。
書き味以外で一番最初にsai2の新機能のありがたみに接した瞬間w
んでもちょっとこの直線ツール、始点のポイントがちょっと感覚的にずれてる感ある気がするぽ。ここからひきたいってところから微妙にずれるんですよね。まあ、いまのとこちょっと使う分には何度かずらしてやり直せばいいんですけど。
まだまだ発展途上なのだなーと。

ちな、この絵は随分前に描いたやつなのでまだ下絵はアナログのものだったり。

うーん。新しい玩具を手に入れた感じのウキウキ感から、お絵かき熱も上がってきてるぅ(いつまで持つことやら)



あと話は変わって、季候どうなっとんねん。

ほんの数日前は、冬にもどったか? ってぐらい寒くて、そろそろかたさないとなと思ってたコタツのスイッチ入れた位だったのに、昨日とか夏ですか? ってぐらい恐ろしく暑くてコタツとか我慢大会でもしてんの? ってレベルにそぐわないオブジェクトに豹変。

さっさとコタツかたして、お布団の毛布も撤去。
余りの暑さに、コタツの下のカーペットも撤去。

いつもはコタツだけかたしてカーペットは残して……と段階的に撤去していくのが常だったのですが。急すぎるだろこの季候変化。

そのあと部屋の掃除ついでにPCの掃除もここ最近してなかったなということで、PC内部も大掃除。

cpuファン周りの埃がそこそこ積ってたり、グラボにうっすら埃が積ってたり、結構しばらくぶりの掃除だけあって、結構埃が積ってるぅ。

そんで毎度、内部の掃除のあと、最初の電源投入時は緊張する……。

掃除でぶっ壊しちゃったらどうしようって毎度恐怖と隣り合わせだからなぁ。

はふー。

大掃除して疲れたので、お絵かきは今日は線画の途中で終了。
塗りは明日やろう……。
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2023-09-26 14:59:38 - 久慈光樹

2023-09-26 14:29:10 - 織田霧さくら

2023-09-26 13:10:45 - 久慈光樹

2023-03-20 05:30:16 - 織田霧さくら

2023-03-15 20:42:58 - まうる

2022-12-26 19:14:57 - 織田霧さくら

2022-12-25 02:28:36 - まうる@まるるん

2022-09-30 04:29:01 - 織田霧さくら

2022-09-23 19:01:29 - まるるん

2022-06-16 21:06:34 - 山本


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