堕天使の煉獄

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2016-07

31

21:24:06

もうちょっと・・・

某氏んとこの夏コミ依頼絵の〆切りがもうすぐで、最後の追い込みなかんじぽ。
しかしなんか、〆切り迫ってきても、いまいち緊迫感とか緊張感とかなく、あいかわらずなんか今回は、のんびりムードというかいまいちぴりっとしない。
むー。

そんな最中。

笠井潔・著 「熾天使の夏」読了。

矢吹カケルシリーズの第0作という位置づけになる話。
シリーズ1作目の「バイバイ、エンジェル」の前にすでに書かれていた作品で、20年越しの出版とのこと。

読み始めると、初っぱなから突然ものすごく難解なイメージとゴテゴテした形容の羅列で埋められた冒頭は、「あれ? これなんか読むのつらい……」といきなりくじけそうになるレベルに文体が複雑怪奇。読み進むにつれ、少しずつ読みやすくなっていったけど。
後書きによると、冒頭の部分は、当時小説という物を書き始めたばかりで、文学というのは斯くあるべきというようなかんじで、文章を書くと言うことのハードルをものすごく高く設定しすぎた為。ということらしい。

お話全体にしても、なんというか、若気の至りというか、思想的な部分にも若さ故の青臭さが強くでており、それはそれで、いろいろ悟っちゃう前の矢吹カケルという人物像ともリンクするせいか、ちょっと面白い。

しかし、この精神状態は何なのだろうか。「革命」というものに一生を捧げる決意をした人間の精神というのは。

読んでいて、ふと似たようなものが思い浮かぶ。
ブラックラグーンの中で、双子の殺人狂の話のとき、「そういう奴等は、いろんな事に怒ってる。怒りすぎて何に怒っているのかも判らなくなっちまってる」というような台詞があるのだけども。この革命狂いの輩にたいしても、そんなイメージがぴったり来る。

そして作中、矢吹カケルは、「完全なる自殺」を計画するのだけども。

その「完全なる自殺」というのが、なんだか神秘主義的な感じで、ちょっと陳腐な印象も。それも若さ故かw
んでも、その内容が、グノーシス思想を思わせる内容だったりして。

生理的な生、物質にとらわれた精神→この世界は偽神が作った偽りの世界で、物質という汚れた物に魂が拘束されている。

この世界の真の姿を絶対的な直感で認識することで、世界のすべてと自身の本質? との合一を目指す→この世界が偽りの世界であり、新の世界、真の姿を取り戻す。

それを行うためには、真実の生と死を回復しうる、究極のヴィジョンをえること→偽神による偽りの肉の生から逃れること。

みたいな感じで、グノーシス思想といろいろとかぶる。

最終的な「完全の自殺」の予定では、窓から飛び降りる=死ぬけど、その瞬間に解脱するもんねっ。
というかんじで、最後が肉体的な死の上に成り立っているところも、これまたグノーシス思想的。
グノーシス思想的にも、ただ死ねば良いというわけではなく、ただ死んだだけでは、また魂は物質にとらわれ、偽神の作った世界から抜け出すことは出来ない。それを行うには、この世界の認識、魂の目覚め、魂の浄化(肉欲などに溺れることは物質世界とのつながりを強めるため、清貧につとめる)をおこなう必要がある。そして最も手っ取り早いのが、殉死。
殉死することが清浄な魂であるという証左とし、肉体、物質から逃れられるというわけだ。

しかし、革命家とグノーシス思想がつながるとはおもわなんだ。
でもこれ結局は、変えられないどうしようもない現実に直面して(グノーシス思想の場合は教会の腐敗とか。革命なら腐った資本主義になるのだろうか)そんな世界のなか、高潔でいたいと願った場合、自他に自分は高潔で潔癖であると喧伝した上での自死。というのが最後の手段として、もっともお手軽かつ、楽で安易な自己満足的手段なので、行き着く所を考えれば、なるほどグノーシス思想も行くところまで行った革命家というのも、同じ考えにいたるわけだと納得してしまったり。

結局はこの世界に絶望してしまったけど、やさぐれるのはみっともない、腐る自分を許せない。そうなると、崇高な自死というのが結論として出てしまうのだろうな。

敗北主義とかも、そういうののもうちょっとおとなしい版の思想なのかなーとかおもたり。

んでも結局のところ、自己保身とか自己満足でしかないんだよなぁ。このへんの高潔な思想とかいうのって。

んでも後書きの中でふれているのだけど、著者は現在ではこの「完全なる自死」についての思想は否定的だそうだ。
その後の矢吹カケルシリーズのなかのカケルの言動は、この第0作のなかの人物像とはあまり結びつかないところが多いので、むしろプロトタイプ版的に、別物と見るのがよいのだろうか。

そんなかんじで、その「青さ」というのが今作の醍醐味なのかなとかおもたり。

2016-07

23

07:19:04

歴史的経緯いうやつか

某氏のところの夏コミ用お絵かきは、微妙に〆切りが予想よりのんびりで、なんかちょっと間延びした感じになっちゃって、いまいちモチベーションが上がらなくなってしまったりで。

んで、何もしないのもアレだということでPGがりごりと。

書庫ファイル関係で自分的にやりたい処理を一つのソフトで完結出来る用なのを作っちまおうっての。

んで、書庫ファイルの中身のファイル名をリネームについて。

解凍、圧縮回りは7-zip32.dllとかの機能使えば簡単なんだけども、書庫の中身のファイル名を、再圧縮無しで行うのって、それらのアーカイバdllの中のドキュメントみても、存在しないんですよね。

でも実際にそういうこと出来るツールはあるので、どうなってるのだろうということで、アーカイバdllあれば書庫ファイルのフォーマットなんか知らなくてもおkだぜとか思ってたのですが、結局調べてみることに。

したら……


基本的なフォーマットの場合だと

--------------------------------------
ヘッダ(Local file header)
ファイルの圧縮データ
--------------------------------------
……
……

これが書庫内の圧縮された1ファイル分の情報。
それが収録された分だけ続く。
その次に

--------------------------------------
ヘッダ(Central directory header)
--------------------------------------
……
……

と言うのが、これまた格納されたファイルの数だけ並ぶ。
そんでもって、この中に、対応するLocal file headerのアドレスが入っていて、対になっている。
そしてなんでか、Local file headerとCentral directory headerは重複しているデータがかなりある。ファイル名とかファイルサイズとか……。

そして一番最後に
--------------------------------------
ヘッダ(End of central directory record)
--------------------------------------

一つの書庫に一つだけ存在する、普通ならファイルの先頭にあるものなんじゃないの? っていう、書庫ファイル自体のヘッダ。

この中に、Central directory headerの一件目のデータのアドレスなんかが入ってる。


このフォーマットからして、ファイル名変更というのが、さくっと出来るものではない事が判る。
ファイル名はヘッダの中で、文字数を記録しており、各ヘッダの末尾に可変長データとして収録されているので、ファイル名を変更すると、ヘッダの長さが変わり、以降のデータのアドレスが全部ずれてしまうのです。

うーん。
そりゃそうだよな……
ファイルの先頭にヘッダ。ヘッダの中にはヘッダのサイズ(データ部の開始位置算出用)があり、ヘッダの中にファイル名と、データの開始位置とセットのデータがある。
みたいなのだったら、ファイル名とか簡単に変えられるので、そういうソフトはいっぱいあってもおかしくないはずだよな。

出来ないのには理由があるのねと。
で、なんでこんなひちめんどくさい、さらには重複データもおおい格納ファイル一つに対応するヘッダが二つもついてるのか。
こんな変なフォーマットになっているのはなぜかというと、「歴史的経緯」という奴らしい……。

つまるところ、大昔の、1MBちょいのフロッピーに、分割して書庫を記録させる手段としての書庫ファイルという役割から、分割結合出来る用に、それぞれファイルをセル単位で記録して、かつ整合性チェックのためにもう一つヘッダを用意して、二つのヘッダの中の重複データから収録ファイルの整合性のチェックを行う。さらにはファイルの追記のために、書庫全体のヘッダ部は
一番最後に置かれる。(分割した書庫の末尾に追加する時に有効ということなのかな?)

といった、時代背景からのフォーマットなわけで。
現代においては4GB以上のzipも作れるし、HDDの容量も通信速度も遙かに大きくなり、分割する理由もあまりない。
ので、あまりスマートでないと感じるフォーマットになってしまってるわけだ。

あとは、書庫ファイル全体の末尾のヘッダ……最後に可変長のデータがはいってるんだよな……。
なので、末尾から○バイト前(ヘッダサイズ)から読み込む。ってのができないぽ。これはもうちょっと考えて欲しかったな……。
最後の末尾には可変長データのデータ長が入ってるとか……。
なので、結局、先頭からもりもり読んでいくしか手がないんじゃないのかねコレ。


……SMFファイルの読みこみの時も、この歴史的経緯というのがおおかったな……インターネット以前のパソ通時代の、恐ろしく低速な通信速度では、数バイトでも削る事に意味があったので、ものすごくめんどくさい、先頭からちまちまと読み、省略部分を復号したりしなきゃいけない、うっとうしいフォーマットになってたっけか……。


で、実際の所、書庫ファイルの名前の変更を再圧縮なしにどうやるかと言えば……
結局のところ、普通に書庫ファイルをバイナリで読み込んで、ヘッダ部のファイル名を変更し、サイズが変わった分は再計算して、指定アドレスの値も変更して、データ部(圧縮されたファイル)をコピーして、新しい書庫ファイルを別にバイナリで積み上げて作成する。その後変更前の書庫を削除して、変更前の書庫ファイル名に変えて置き換える。

という方法を行うしなかい模様。
再圧縮に比べれば、ちょいと解析+コピーのコストで済むので、軽いは軽いけど、1GBとか越えるような書庫の場合は、どっちにしろ時間がかかる処理ぽですね……。数MB程度なら一瞬だろうけど。

たしかに、書庫ファイル内のリネーム対応してるソフトで、リネームした時の処理時間は、書庫ファイルのサイズに比例してる感じだったっけ。

同じように、書庫内のファイルの削除も、ヘッダとアドレスの書き換えだけで行えるぽですね。


んーそうなると……。

「リネームと削除」
「画像処理」(書庫内画像のリサイズや画像フォーマットの変更など)

とでソフト分けるべきなのかと。

後者の場合は、書庫ファイルのなかの実ファイルのデータのヘッダも読んだりするので(画像サイズとか現在のファイルフォーマットとか)
一覧表示にもそこそこ時間がかかりそう。
また、「画像処理」の方は再圧縮が前提なので、(データ部自体の変更を行うので)
そこでもついでにリネームや削除も行えるわけですが。
リネームや削除目的のために再圧縮必要なのは、非効率だし。


かたや、リネームと削除だけが目的の場合は、ファイルのリストだけで十分だし、ディレクトリ関係の処理も考えると、テーブルビューではなくツリービューも欲しくなるところ。

この二つを混ぜると、結構UIが面倒な感じになりそうで。

でもそうなると、一つのツールで完結させるという当初の目的からは……

その辺UIのデザイン次第でなんとかなるものかもしれないけど、もうちょっと煮詰めてみないとかなぁ。


……しかし結局zipのフォーマットを細部まで調べるハメになってしまった……。
アーカイバのdllのドキュメントだけで事足りるとおもったのに……w

でもzipのフォーマットはまだオープン(とはいえ、亜種が多いのも問題だけど)なので、こうやってバイナリから直接編集と言うことが出来るけど、rarとかは無理だからなぁ。

実際、書庫内リネーム対応してるソフトも、lzhとzipのみしか対応しないみたいな感じだったし。lzhはもう作者さん本人がもう使わないでねと言ってるフォーマットで、日本人が作ったアーカイバであるということになんらかの思い入れがある人以外はもう今後は使われることは無いフォーマットなので除外するとして、結局書庫内ファイルリネームはzipのみ対応すればよいし、基本zip以外の書庫も面倒なのでアーカイバつかってすべてzipで統一してる感じの運用にしているので(2GB越えるようなのはrar使ったりするけど)リネーム&削除はzip形式専用と言うことになるだろう……。

そうなるとやっぱ書庫内画像編集とは、個別のツールにすべきかなぁとか。
書庫内画像編集はアーカイバ対応していれば複数のタイプの書庫に対応できるし。そのへんで取り扱いがかなり違うぽ。

でもなにげに、zipファイルのヘッダは基本リトルエンディアン。文字列はビックエンディアンで、shift-jisだったりutf-8だったりするのだけども。
そこいらへんはsmfファイルの読み込みの経験が生きるなあとかおもたり。

なにげに時代背景とか発生年台もかぶるフォーマットなんだよな。どこか似てる。うっとうしさも(ぉ

それがいわゆる、歴史的経緯というやつなんだなー。と遠い目になっちゃった今日この頃。
いろいろと、服装だとか髪型だとかのデティール確認もかねて、さらっとデフォルメ効いた感じので練習落書き~
とかやり始めた筈が、なんか変なスイッチはいったっぽくて、なぜかコマ割の漫画風にw

d_117.jpg

最初は一番左上の書いて、次に右上。最初は名雪が突っ立ってるだけだったのだけど、何となく猫とか足してくうちに背景とかどんどん増えていって……。

んでもなんかこういう落書きとか、ここのところあんましやってないので、なんか学生時代に授業中とかにノートに落書きとかしてた頃を思い出したりして。
ちょっと楽しかったり。

あとは最近のテーマというか気をつけてることは、なるべく構図をパースとか奥行きのあるものをというのがあったり。

やっぱデッサンもそうだけど、空間把握能力とかも、使わないとどんどん錆びて行ってしまうものなので。


2016-07

15

05:09:00

やっぱこっちかな

とりあえず今度はQTのQImageの縮小の精度を見てみることに。

拡大縮小のモードが以下の二つしか無いのか……。

Qt::FastTransformation
Qt::SmoothTransformation

Fast~の方はみたまんま、精度よりも速度重視なので、実際やってみるとプレビュー画面用って感じですね。保存用には使えない品質ぽ。

Smooth~の方は、バイリニアで行ってるのですが、これは普通に綺麗に。
いつも使ってる一括画像編集ツールの出力結果と比べてみたけど、ほとんど同じ。

この辺のアルゴリズムといえば

ニアレストネイバー法
バイリニア法
バイキュービック法

辺りが有名どころですが、綺麗な画像のままという条件だと
とりあえずニアレストネイバーは使い物にならない。

バイリニア法はちょっとぼやける。
バイキュービック法はちょっとシャープ。

これは元画像によって結果の善し悪しが変わる感じで、内容によって向き不向きでるので一概にどっちのが上ということもないぽ。
ただ、拡大においてはバイキュービックの方が優れてる気がする印象か。

んでQTではバイリニアのみしか選択肢が無いわけだけど……基本無駄に大きすぎる画像を縮小したい用途なので、バイリニアだけでも問題ないのかなと……。

一応QImageにはQPixmapと連携するとかすれば、簡単なエフェクト処理も出来るし(モノクロ化とか)

そうなると、openCV使うまでもないかなーと。

ならもうQTでいいじゃんというかんじに。c#でdll読み込みとかあれからまた少し調べてみたところ、汎用的にdll読み込んでなんかしようとすると(dll読み込み部分をクラス化とかそんなん)デリゲータだとかリフレクションだとか、あんましよくわかってない単語がぽこぽこ出てくるし。その辺あんま勉強してもこの先つかうかなーという所だったりして。

てことでvc#案は却下ということに。

で、いざQTと思ったら……実のところ、ちょっと今まで問題があったためQTからvcのコンパイラ使うことが出来なくなってたのだけど、それが出来る用になったところで、文字コード回りの問題を解決しないといけないんだよなと。

とりあえずQT内ではQStringで、リテラルはu8""でutf8固定(vcもu8リテラル使える用になったのはわりと最近のことなので、むしろ楽になったぽ?)な感じで、とりあえず日本語混じりのファイルをドラッグ&ドロップしてファイル名取得、QImage展開、縮小、jpgで別名保存。までやってみたけど、意外にあっさり動く。

あれま、思ったより問題なっしんぐ? どっかで文字化けとかするモンだと思ったけど。なのでちょっと拍子抜け。
localeの指定とかもなーんもしてないんですけど。
ソースコードはutf-8bom付で、リテラルはutf8固定とか、その辺の下準備だけでうまくいくものっぽい?

あとはアーカイバdllとやりとりする文字列回りが面倒そうだけど、QStringでその辺はうまくできるぽなのかな。

2016-07

14

07:15:01

いまいち決定打に欠ける

ここ最近、pgといえばゲームpg(と言いつつ俺々ライブラリの沼にはまりっぱな感じで、ゲーム本体全然作れてない)なのですが、ちょっとツール系で欲しいのが出来たので作ってみようかなと思ったのだけども。

zipとかの書庫ファイル内の画像ファイルを整理するようなの。

その系のツールはいくつも揃えてはいるんですが、このソフトにはあの機能が無い。ってのがちょこちょこあって、結局複数のソフトを使い分けることになって。そのへん一括で一個のツールで出来る用にしたいなと。

そんで、いっそのこと作っちまうかというノリになったのですが。

まず書庫の圧縮解凍どうやるか……UNZIP32.DLLよりも最近は7-zip32.dllのが流行っぽい。

で、この辺のはlib形式もあるのだけども、基本はdllでダイナミックリンク推奨とされている。

んー。
作りやすさで言えばlib形式のが楽なんですけどね。

QTでdllのインポート調べてみる。QLibraryというものでサポート有りで、割と簡単そう。

が、これらのアーカイバって、win32用ということで、返値がDWORDとかwinべったりなコードなので、QTだとその辺定義し直しとか面倒ぽ。
あと出力もコンソール向けだったりして。そのへんQTだとどうなるんだろ。あと文字コード回りもwinべったりのコードとQTだとわりと面倒なことになるぽ。

VC#の方も調べてみると、こっちの方がdll読み込みは簡単ぽ。あとwinべったりのコードもそのまま使えるし。


文字の正規表現関係は、QTもC#もどっちも似たようなものか。

ファイルシステム関係はどうなのかな。ディレクトリの追加とか削除とかそのへん。QTならQDirとかその辺で簡単なんだけどもC#だとそういうのあるのかな。

次に画像関係。
品質とかそのへんは問題にならないだろうし、フォーマットの変更も普通に出来ると思うけど。
高品質な縮小となると、どうなんだろう。
QTではQImageで簡単に出来るけど、高品質ってと、どんなものなのだろうか。

画像処理ならOpenCV使うのが楽なのかな。

QTだとOpenCVは結構導入までの前準備が大変っぽい。
vc#だと最近ではNuGetでさくっとプロジェクトに追加出来るので導入はすんごく楽ちん。

んーでも慣れてきにはQTでc++でさくさく書きたいんだよなぁ。

そんなかんじで、微妙に指針が定まらない~。

とりあえず導入楽なC#でまずすすめてみるかーと久しぶりにc#のプロジェクト作成。

……なんじゃこのタイトルバーの真ん中に出てくる黒い出っ歯の前歯みたいな■のメニューは?

すんげー邪魔だなこれ。えーっとなんかまた新しいリボンUI的な糞改悪きたのかこれ。

これが何なのか判らないので、ググるにもなんてググって良いのかわからない。

んでも表示されるメニューの中は、「ファイル」とかじゃなくて、

「ライブ ビジュアル ツリーに移動」とか
「レイアウト ガイド を表示」とかツールチップが表示される。

何なのよこれ。

その後いろいろ試していると、デバッガ上で起動すると表示されるものだと言うことが判る。
試しに生成されたexeを直接起動してみたらでなかったので。
ってことはこれはデバッグ関係のものらしい。

d_116.jpg

デバッグ→オプションの「全般」のなかの「XAMLのUIデバッグツールを
有効にする」のチェックを外したら、この出っ歯消えた~。

てことで、覚え書きも兼ねてここに書いてみたり。

はーすっきり。

てかc#とかそんな触らないのでいつから追加された機能なのかしらないけど、急にこんなん増えてたとは。

こんなんで無駄な時間を……。

ふぁっきんMSふぁっきんMS

そんな感じで今日のpgの時間は終わってしまったw

2016-07

12

06:29:05

時間の使い方を考える。

思いつきでちょっとしたルールを追加してみたのだけども。
お絵かきとPGの時間をあらかじめ時間割しておくと言うのと、それに関連して、もうすこし細かくTODOメモを残すというの。

たったこれだけのことなんですが、今のところ良い感じに回ってるっぽい。

いままでは、よしこれからはお絵かきの期間だ、と決めると全くPGやらなくなって、実際は無駄に白紙を眺め続ける時間が増えるだけだったりして時間を溝に捨ててる事多かったりして。

それが、短いスパン、一日のうちの数時間単位で、今はこの時間、今はコレの時間ときめてやると、わりと無駄な時間が減ったり。

PGの時間には、ああ絵が描きたいと思い絵の構図を考える。お絵かきの時間には、そういえばアレをああすればうまい具合に収まるなとクラスの設計が頭をよぎり。

結局、最高のモチベーションってのは、「抑圧」なんだなぁ……。


今までのやり方は、あんまり一つのことに向き合いすぎて、抑圧というよりも焦燥感と閉塞感が増すばかりで作業効率も悪い感じになっちゃってたんだなぁ……。
短いスパンで切り替えると、ほどよく抑圧を解消する形になって、気分も毎度切り替わるため、気も晴れるっぽい。


他の時間用に思いついた事をメモにとるってのも、いままでだと長い期間につもりつもったTODOメモ見るだけでうんざり。って感じだったのが、その日その日で少しずつ消化出来るため、むしろ小さな毎回タスクを消化したという小さな達成感もあったりして、なんかうまく時間を使えてる気がするぽ。

うーん。
実のところ、あんましこういうちまちました作業割は、好みではなかったんですが。実際にやってみるとわりと良い感じに回ったりして。「向き不向き」と「好み」は一致するモンでもないんだなあとか実感。

そんな感じでお絵かき~

夏だからおーばーおーる直着してお出かけ真琴。
慌てて追いかける秋子さんの図。
d_115.jpg

お絵かきは、やっぱブランク解消にはいろんな構図とか書かなきゃいけない漫画がいいかなと、以前書きかけてた短めのネームとかあさって、ごりごり書いてたりするのですが、そうなるとあんまし一枚ずつupするのもなーということで、ここ数日は毎日、上記の作業分割が良い感じに回ってる所為か、結構ゴリゴリ描いてたんですけど、うpできるものがなかったので。

でもせっかく描いてるんだからなんか上げたいなーってことで、描いて見た一枚だったり。

2016-07

09

05:57:48

ひさびさに試運転

なんだかんだで、もう半年ぶりぐらいにお絵かき。

やっぱいろいろと鈍ってるなぁ。
そして、スキャナも半年ぶりに電源いれる。動くんかいな……。
以前はxp環境だったこのPC、win7に上げてから、win7とハードとの相性なのか、単にwin7用のドライバが糞なのか。
スキャンの途中で止まる事が頻発して、そろそろこれも買い換え時なのかなーとか思ってるところの古い機種だったりして。

……一応起動1発目はトラブル無く、意外にあっさりスキャン出来てしまった。

なにげにwinアップデートとかで急に不具合解消することもあるんですよね。どこかのなにかが悪さしてたのが、ひょっこり治ってるってことは割と良くある話で。
んでももうwinアップデート一年近くやってないですけどw

今の時期は、win10強制アップデートというタチの悪いウィルスが混入されるので。

無料アップデート期間終了したらそういう嫌がらせは終わるのだろうか。
それとも相変わらず強制アップデートウィルス入れられたあげくに、強制アップデート後、金払えってポップアップが出続けるとかになったりしてw

ふぁっきんMSふぁっきんMS

d_114.jpg

そんな感じで久々描いたー。

とりあえず、以前描いてた連作ネタで使ったキャラ。
夏っぽいネタなので、そのつながりで何となく書きやすかったので。

しかし、やっぱ間空くと、体のラインの服で隠れてる部分とかを頭の中で補完する時のイメージが、うまく補完出来なかったりとかするなぁ。
とりあえず、しばらくは数こなして勘を取り戻さないとな……。

んでもやっぱ、相変わらず髪の毛描いてるときが一番楽しい。

2016-07

07

05:35:29

じめじめ

お絵かきリハビリをもりもりと。
しかし、雨の日は紙が湿気でへにゃったり、蒸し暑さで汗ばんでるせいで紙が手に引っ付いたりとか。
梅雨時ってお絵かきに向かないな……。

そんなかんじで、作業時間の半分をPGにも回してたりするかんじで、まだまだローギアでのろのろ動き出しただけって感じのお絵かきリハビリ~。

PGの方では、ちょっとvisual studioの環境整備なんかも。
community版が出来てから、無料でも拡張機能が使える様になったわけですけど、いまのところQTのアドオン入れたぐらいで、それ以外の物色してなかったなーと。
随分昔に、ハイライト系でよさげのあったけど、当時はまだexpress版しかなかったので諦めたりしてて。
visual studioって、いまいちハイライト系の設定とか貧弱なんですよね。

で、その辺いろいろしらべてたらば。

「Highlight all occurrences of selected word」
今選択してるワードと同じワードを全部ハイライトする機能。
普通は検索→ワード指定とやると出来るんだけど、それを文字をクリックするだけでその状態にするという拡張機能。

確かに便利……が、ハイライトで文字背景色を黄緑に変えるんだけど、その色が変更出来ない。オプション設定が存在しないんですよねこれ。
で、調べてみると、バイナリエディタで拡張機能のdllファイルんなかの、文字色指定部分を直接書き換える方法が、配布場所のコメント欄にのってたのだけども。バイナリエディタで検索したget_GreenYellowと言う部分のGreenYellowを変える。余った所は0で埋めればおkさみたいな事かいてあったけど、それできねーよとすぐさまレスが。そのあと、「GreenYellow」と同じ文字数の色なら書き返るだけでおkだぜ。ちなみに同じ文字数の色はこんな感じだよ。といくつか色の文字列が並んでたり。
んで、確かに色変更は出来たけど、どうにもコレじゃない感が……てか普通にオプションで色ぐらい変えれるようにしろよと小一時間。
んで、なんか別の人が.vsix形式でなんかその部分をfixしたものっぽいの上げてたんだけども……なんか入れたらソースコードが画面に表示されなくなって草。
結局この拡張機能は消去……したらなぜか、文字色に合わせた背景色でハイライトするようになってる。消したのに?
とおもったら後述の拡張機能で同じ機能が入ってたらしい? その所為で機能衝突でもしてソースコードが表示されなくなったりしたのかな……? なんかよくわからんw

「productivity power tools」
ms謹製の拡張機能。次期VSに追加用の機能の実験の場という側面もあるらしく、ここの機能が次のverでは正式機能になってるというものもある感じの拡張機能。
項目はかなり多いので詳細は省くけど、画面に出来るだけソースコードを表示する機能。ってのがあって、なんかこの拡張機能入れてから、閉じ括弧だけとか、コメント行で文字がない行とかだけ、なんかフォントがおかしくなる(縦につぶれたようになる)感じになってて、なんだコレとおもったら、この機能の所為だったらしい。なんかかえって画面が見にくくなって邪魔なだけだったコレw
結構実験的な機能も多いようなのだけど、日本語で解説してる所もすくなく、どれを取捨選択したらいいものか項目も多いので結構面倒っちゃ面倒な拡張機能でもある。でもタブ回りの機能追加は便利ぽ。

「VSColorOutput」
ビルド時の出力ウィンドウの文字を、種類別に色分けして表示してくれる機能。
地味に便利。

「VSCommands 14 for Visual Studio 2015」
for文とかnamespaceとかで、閉じ括弧のところに自動でどこの何の閉じ括弧だよとか表示してくれる機能が便利そうだったんだけど(とくにネームスペースの閉じ括弧なんかは手動でコメント書いてるかんじなので、それ書かなくて良くなるのはうれしい)
残念ながらVisual Studio 2015版はろくに動かないダメな奴になってるぽ。
半年ぐらい前からその状態で更新も無く、レビューもぼろくそに書かれてるw
そもメニューのオプションのところに項目が出るはずがでないとか、致命的なかんじで使い物にならないぽ。
機能的には便利そうなのになぁ……。Highlight all occurrences of selected wordの時もそうだったけど、productivity power toolsとなんか機能衝突してる可能性もあるぽ?

でもproductivity power tools自体がかなり有用だったりするので結局productivity power toolsとVSColorOutputだけ使う感じに落ち着いたり。


後は……vs2015 update3にしたのだけども、なんかいろいろとコロコロ変わるな……起動時の動作。
無印の頃はスプラッシュがかなり長く、その次は起動速度早くしたYO! つって、たしかに画面が出る時間は早くなったけど、その状態で固まってて操作不能で、結局待ち時間は変わってないという意味なし状態。その次は操作可能になったけど、操作出来るだけでメニューとか選択しても実行はされず、「現在visual studioはビジー中です」となってプチフリーズで、結局時間短縮にはなっておらずまたも意味なし状態。で、update3はというと、結局スプラッシュウィンドウ眺める時間が最初に戻った形にw で、長い待ち時間の後はすぐに操作可能に。
何がしたかったんだw 起動時間早くなったYO! ってのが、インチキじゃねーかこれ、実質変わってないどころか、むしろイライラするわこの感じ。とか不評で元に戻したんですかねw
堂場舜一「警察回りの夏」
島田荘司「御手洗潔の挨拶」
読了。

二日前ぐらいから急に暑さが本格的になってきたっぽいので、エアコンつけるようになったんですが。
その所為なのか昨日は猛烈な頭痛に襲われる。そして、世界がなんか黄色い。この感じは熱も出てる感じだな~と額に手をやると、やっぱがっつり熱出てるわ。
やっぱエアコンつけて扇風機も回したまま寝てたのが悪かったのか……。
嗚呼、夏風邪は馬鹿がひくもの~。

ってかんじで、冷えピタ張って寝込む~。
しかし、エアコンつけるとまた頭痛くなりそうなので切ってると、この糞暑いなか寝てられるかってかんじで、寝付きが悪い。それ以前にまだ夜も早い時間で全然眠気も無いし。
歩いたり動いたりしなければ楽な感じなので、仕方なく本を読みながらゴロゴロ。

「御手洗潔の挨拶」は、前評判通り、面白かったり。
んでもいまだにこのシリーズ、主役の御手洗潔の人物像がいまいちよく判らない。判らない人物というか、一般人の理解を超えた存在というのが設定のキャラなのではあるのですが。シリーズ4冊目まで読んでもいまだに良くわからない。それがこのシリーズの魅力なのですかね。
ということで、続きのシリーズも読んでみよう。

堂場舜一「警察回りの夏」
新聞記者もの。
あいかわらず最近の物を積極的に取り入れてる感じだなと。
作中では、元記者の経歴から、基本記者よりの目線で、某巨大掲示板の記事に対する見解とかもでてきたり、容疑者のLINEから~とか、子育て放棄の、子供のまま親になったバカ親とか、いかにも今風な感じなんだけど、最近時代の古い作品ばかり読んでる所為か、なんだか変な感じw

んでも、話の展開的には二転三転あって、いろいろ思惑絡んで、面白いのはおもしろかったけんだけど。
でもなんか全体的に、今時の話題のワードをちりばめて、最近の世相を羅列しただけの感もあったかな……。

図書館に行く。今回借りたのはこんな感じ。

高橋克彦「霊の柩」
笠井潔「熾天使の夏」
笠井潔「吸血鬼と精神分析」
堂場舜一「警察回りの夏」
島田荘司「御手洗潔の挨拶」

ネットでのおすすめとか目についたのとか、作家のウィキの作品一覧なんかをどかどかとコピペしてるテキストがあって、そこから大抵何借りようか考えたりするのですが。

みてたら、島田荘司の御手洗潔シリーズ、とりあえずシリーズ中でも、1作目の占星術殺人事件と、3作目の異邦の騎士。トリックなら2作目の斜め屋敷の犯罪なんかが結構有名で、全然このシリーズや島田荘司を知らなかったころでも、占星術殺人事件というミステリーが面白いみたいなのは風の噂に聞いてたぐらいで。確かにこの異邦の騎士までは面白かったのだけども、んでもこの3作目移行はあんまし評判とか聞いたこと無かったので、何となく異邦の騎士でシリーズ読むの止まってたのを思い出して。

したら、異邦の騎士の前に短編が一冊でてたのですね。それが「御手洗潔の挨拶」で、これも人気の高い作らしい。長編の方しかチェックしてなかったので、見落としてたです。

が、その辺で他の短編とかどないだろと調べてみたところ……。

探偵『御手洗潔』シリーズはなぜ、35年目にして映画化されたのか? 原作者・島田荘司語る
ttp://news.mynavi.jp/articles/2016/05/06/person/

今になって、しかもなう、6月公開で映画化してたのを知ったり。
何で今頃……。えらくタイムリーな話だなとおもいつつも、まあ昨今の日本の映画とか興味無いので見ることは無いんですけど。

でも、微妙に影響でるのが、図書館の蔵書。

ちょっと前にも、これも今頃かよっていう、森博嗣の「すべてがFになる」がドラマやらアニメ化されてたのですが、その少し前ぐらいから、このシリーズ(S&Mシリーズ)を順に読み進めてたんですよね。
その最中に映像化となって、それで、ほとんどが図書館の本棚ではなく、裏の書庫にあるような古いシリーズだったので、普通にいつでも借りれる状態だったのが、それが急に借りる人が増えて、予約まで入るようになってたりして。
返却の際にまだ読み終わってない奴はもう一度継続して借りる手続きをとれるのですが、予約が入ってる場合は当然、継続は出来なくなるんですよね。

それで、それまではなんども継続借りしながらゆっくり読んでたのが、今返しに行くと次の人の順番待ちで借りれなくなるってんで、慌ただしく読むハメになった感じになったりして。

んで話は戻って、昨日。ちょうど御手洗潔シリーズの続きにも手をつけようかと思ってたタイミングで映像化の話とか、なんかデジャヴ~。

実際、御手洗潔シリーズ借りようと目星をつけてた頃から、三作目まで読んでた頃までそれとなく目に入ってた貸し出し状況では、このシリーズ私しか借りてないぐらいの状況だったんですが、(1作目は1981年なのでもう30年前以上前の作品だし)昨日見たときは占星術殺人事件ほか数冊が貸し出し中になってたりして。
なんだかんだ言って、マスメディアの影響ておおきいんだなぁとか。

にしても、最近この手の話ふえたなぁ。ものすごく古い作品の映像化とか。
単にリバイバルブームとかいうんじゃなくて、最近の脚本家とかがろくな新作を書けないもんで、昔の名作と呼ばれる物を引っ張り出してきてるという、お粗末な状況のようにも思えるのですが、それは邪推というものですかね。

しかし……見る気もないのでアレなのですが、「すべてがFになる」のオチってどうなってるんですかね。これも相当古い作品で、なんせ作中の大学のワークステーションが16bitマシンとかですからね。
んでもって、ビット演算ネタとか、今風になんか変えてるのかな? それとも、そんな専門知識必要なネタじゃなくもっとわかりやすいネタとかになってるんですかね。その点だけちょっと気になる所だったりして。

んでも……20年とか30年前の作品を、その当時の時間軸でやってるのかな? 御手洗潔シリーズにしても。
現代風に焼き直すのは、携帯電話とかスマホとかあるしなぁ。

わりと、携帯電話普及してるだけで崩壊するトリックとかありそうだしw

スマホで検索とかそういったデジタルツールも考えると、現代ミステリーって結構昔以上に頭つかいそうだなーとかおもたり。いまどきスマホや携帯の使えない山奥とか、どんだけ山奥だよってレベルにしか存在しないだろうし。
なにげにここ数年、わりと「昔の名作のおすすめリスト」的なものを元に読んでるばかりで、現代物、最新のミステリーとかとんと読んでない事にも気づいたり。

携帯がまだ存在しない。携帯もったんだ! とか、携帯持ってる人のが珍しいみたいな時間軸の世界の作品ばかり読んでるぽw
ここ最近読んでるので、携帯とか出てくるの、今回も借りてる堂場舜一の本ぐらいだものな。この人のだけ毎度新しい新作見つけたら読んでると言う感じなので。

あとは警察の科学捜査も進歩してるので、30年前ぐらいの作品だと、コレ普通に鑑識とか監察医が見逃すわけ無いだろみたいな感想もっちゃうミステリーとか結構あるし。

リアリティ追求方向だと、ものすごく知識とか資料が必要で割に合わないジャンルになっちゃってそうだな。現代ミステリー。
わりと昔のは捜査が伸びて伸びて、迷宮入りってなところで名探偵参上みたいな感じのが一つのパターンですが、現代だと科学捜査が進みすぎてて、探偵が警察捜査に関わること自体がもはやファンタジーですよね。逆に犯人捜し以外の部分にスポット当てたりとか謎解きよりも犯人の心理分析メインとかのが多いんじゃないかな。でもそうなるとジャンルはミステリーではなくサスペンスになっちゃうか。

そうなると、ここ最近読んでるような、昔ながらのフォーマットの名作ミステリーのような物は、すでに現代物では成立しない感じなのだろうか。

昔の名作ばかりじゃなくて、現代のミステリーってのもたまには読まないとな……。


あとはちょっと気になって後で調べてみようと思ってた物が一つあって。

「首を振る」の使い方
ttp://kotobakai.seesaa.net/article/8238105.html

高橋克彦の「竜の柩」シリーズ読んでたときに、ちょいちょい「首を振った」という記述がでてくるのですが、それがみんな、肯定の意味で使われてるんですよね。
ただ、文脈的には肯定してると判るのと、否定の場合は「首を横に振った」と、書かれている。肯定の縦にの場合は省略される形です。


私的には単に「首を振った」とだけ書かれている場合は、首を横に振った=否定の意味のイメージだったりして。で、肯定の場合には、「縦に振った」とか普通に「頷いた」を使うかと。


辞書で調べると、「首を振る」には肯定も否定もどちらの表現も含むということで、何も為しに単に「首を振った」の場合はどちらの意味でも使える言葉のようですね。

高橋克彦の著書の中では少なくとも、肯定否定が同じ「首を振った」という表現で入り交じってることはなく、ただ「首を振った」と書かれている場合は常に肯定の場合に使われ、否定の時にはちゃんと「横に」とか追加されていたりと、ちゃんとした一貫性はあるのですが。

それでも、文脈的に肯定していると分かっていても「首を振った」という所を読むと、頭の中では登場人物たちが首を横に振ってる絵が頭に浮かんじゃうんですよね……。

竜の柩の作中、ちょっといい話てきな、演説っぽいことを主人公が言って仲間を説得し奮い立たせる。それに感銘を受けて他の仲間達が、一斉に「首を振った」って……ところがあるんですが。

文脈的には、みんな感銘を受けて、良しやるぞと頷いた。みたいなシーンなんですが、私の脳内には、みんなが一斉に「何を言ってるんだお前は。」と一斉に首を横に振る情景が浮かんでしまってww

なんか盛り上がるシーンの筈なのに台無しだよ……っていうところがいくつかあったり。

そんで、いやいや、コレは肯定だから。と自分で自分につっこんで修正する……というのを最後まで続けてたっけ……。わりと頻出するんですよね「首を振った」。

別に実際の語としての用法的には間違いと言うわけではないし、上のURLのなかにも書かれているように、作家さんの方言的なものなのかも知れないのですけど、すでに私の中では「首を振る」だけの場合は否定という刷り込みが出来上がっているで所為でか、ややこしい感じになっちゃってるぅw

上のURLのなかの他の作家の例で、一貫性無く縦と横が同じ表現で入り交じってるのは、かなりうっとうしいなコレは……。
前後の文脈でどっちかは大抵判断できるとはいえ、毎度どっちだと前後をみて確認するのかコレ。

というわけで、他にこの点で気になってる人が他にいることが分かって、よかった自分だけじゃ無かったんだと一安心したり。

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