堕天使の煉獄
2016-06
29
05:24:13
ムー
高橋克彦・著「新・竜の柩」読了。
早い……これの前に読んでた、高橋克己の「邪宗門」が数ヶ月がかりで読んだのに対し、新・竜の柩は二日で読んでしまった。
といっても、別に内容が薄いとかそゆわけでもなく、単純に邪宗門が、鬼のような密度の本だったと言うだけですが。邪宗門1pで普通の本の4~5p分の文字数はあるぽ。
なので、普通に読んでたつもりが、気がついたら読み終わってたと言う感じで、ある意味大リーグボール養成ギブスを外した後のように軽々上下巻読み終えてしまったというかんじかw
んで、新・竜の柩。
んー。ムー読者には元ネタの出典が即座に出てくるレベルのネタばかりで、新鮮味はあまりなかったけど、でもそれらのいわゆるトンデモ古代史を、一つのストーリーとしてまとめてあるのは、なかなか面白かった。アレとあの話をつなげるのかー的な楽しみ方が出来たです。
なにげにキリスト教系に喧嘩売ってる感じの展開はナイスでしたけど(愉快痛快
唯一神のエホバまたはヤハウェが、複数形であるというネタがあるのだけど、(聖書の研究者の解釈だと、三位一体だから複数形なんだとかいろいろ解釈あるらしいけど)そのつじつま合わせのネタは、なるほど、面白いとおもたりw
でもまあ、今となっては使い古されたようなネタばかりな感もあるけど。出た当時に読んでたらまた少し印象が変わったのかもです。
てかやっぱ、トンデモ考古学ネタをのぞけば、やっぱ大筋は、たがみよしひさの「化石の記憶」との類似点が多い気がする。グレイとか出てくるし。(恐竜も、恐竜人とかになるとこれまたそっち系のネタだな)考古学系のも作者オリジナルじゃなく、ネタもとありきの物だし……。そうなると、ほんとにオリジナルな部分てのを探すのに苦労するレベルだったりするぽ。
このシリーズの主人公の名前は九鬼虹人(くきこうじん)というのだけど、シリーズ最初(「新」のつかない無印「竜の柩」)の冒頭でこの名前見たときに、あああのネタでいくのかな。っていうのを思ったのですが、思いっきり外れました。
もともと前情報として、このシリーズは超古代文明とか、アトランティスとか、そっち系のネタの本だというのは知ってて。
とりあえず日本が舞台で、そっち系ということは竹内文書、宮下文書も出てくるんだろうなてのは想像に易く、案の定出てきたりで。
そこで、虹人ってことはアレか。と勘違いしたネタは、
>『世界には 赤人・青人・黄人・白人・黒人の 五つの人種(五色人)がいる。日本人は 五色人の上に立つ"黄金人"』
これうろ覚えで、5色+たしか2色で、七色の特別な人がいて、そんで虹人=古代人の末裔。
みたいなネタなんだろうなとかおもったのですが。
5色+黄金人だったか……と勘違いしてたのだけど。
そこで、そもなんでそんな思い違いをしたかというのを、この日記の記事の内容を簡単に頭の中でまとめてるときに、ぽんっと出てきたんですよ。
冴木忍の、「道士リジオ」。
これの主人公が古代神人の血をひいてて、たしか覚醒したとき髪の毛が虹色になったとおもふ(髪が虹色ってカイルロッドだったような気もする。どっちも昔すぎておぼえてない)
そんで、古代人でなんかすごいの=虹色。っていう刷り込みからの勘違いだった模様。
ていうか、道士リジオなんてすんごく久しぶりに思い出したな……。
メルヴィ&カシムも続きとかもうでないんだろうなぁ。
なにげに竜の柩出てた頃にカイルロッドとかやってたんだよなぁ。そんでもって、その頃は「ムー」とか好きで読んでたんだよな。
そんなかんじで、えらく懐かしい記憶がいろいろ蘇ったりした本でした。
んでもう一冊。
ケイムズ「道徳と自然宗教の原理」
図書館の新刊のコーナーにあったやつで、ちょうど邪宗門も読み終わり書けてきたところで、わりと邪宗門の内容的に、宗教とはなんぞやてきな問題提起もされてる部分もあったので、そのへんで本のタイトルにひかれて借りてみた物だったり。
……が、読んでみると、こりゃダメだ。1751年に初版という古い本で、タイトル的には、原始宗教とか、宗教の起源てきな内容の本なのかなとおもったのだけど、全然違ったりで。
そんでもってこの辺の時代の人にありがちな、がっつりスコラ哲学に毒されてる感じで。
とにかく古い。思想が。
そんでもって内容も、その多くが、(たとえば道徳についてとか)自分の感覚を信じて、自明と思われるものを弁証法で論じ続けるだけのもだけど、根本的に神学という誤謬の元が入り込んでるため、まったく読むに値しない内容だったりして。
もともと期待してた内容からも遠く離れてたこともあって、ぱらぱらと流し読み程度で読むのを止めたり。
そんな感じで、久しぶりに手元にある図書館の本全部読み切った状態になったり。
次の予定は……
まだシリーズの続きがあったのね。
高橋克彦「霊の柩」
前は無かったけど、知らないうちに追加されてた笠井潔の本。
笠井潔「熾天使の夏」
笠井潔「吸血鬼と精神分析」
を読んでみる予定。
早い……これの前に読んでた、高橋克己の「邪宗門」が数ヶ月がかりで読んだのに対し、新・竜の柩は二日で読んでしまった。
といっても、別に内容が薄いとかそゆわけでもなく、単純に邪宗門が、鬼のような密度の本だったと言うだけですが。邪宗門1pで普通の本の4~5p分の文字数はあるぽ。
なので、普通に読んでたつもりが、気がついたら読み終わってたと言う感じで、ある意味大リーグボール養成ギブスを外した後のように軽々上下巻読み終えてしまったというかんじかw
んで、新・竜の柩。
んー。ムー読者には元ネタの出典が即座に出てくるレベルのネタばかりで、新鮮味はあまりなかったけど、でもそれらのいわゆるトンデモ古代史を、一つのストーリーとしてまとめてあるのは、なかなか面白かった。アレとあの話をつなげるのかー的な楽しみ方が出来たです。
なにげにキリスト教系に喧嘩売ってる感じの展開はナイスでしたけど(愉快痛快
唯一神のエホバまたはヤハウェが、複数形であるというネタがあるのだけど、(聖書の研究者の解釈だと、三位一体だから複数形なんだとかいろいろ解釈あるらしいけど)そのつじつま合わせのネタは、なるほど、面白いとおもたりw
でもまあ、今となっては使い古されたようなネタばかりな感もあるけど。出た当時に読んでたらまた少し印象が変わったのかもです。
てかやっぱ、トンデモ考古学ネタをのぞけば、やっぱ大筋は、たがみよしひさの「化石の記憶」との類似点が多い気がする。グレイとか出てくるし。(恐竜も、恐竜人とかになるとこれまたそっち系のネタだな)考古学系のも作者オリジナルじゃなく、ネタもとありきの物だし……。そうなると、ほんとにオリジナルな部分てのを探すのに苦労するレベルだったりするぽ。
このシリーズの主人公の名前は九鬼虹人(くきこうじん)というのだけど、シリーズ最初(「新」のつかない無印「竜の柩」)の冒頭でこの名前見たときに、あああのネタでいくのかな。っていうのを思ったのですが、思いっきり外れました。
もともと前情報として、このシリーズは超古代文明とか、アトランティスとか、そっち系のネタの本だというのは知ってて。
とりあえず日本が舞台で、そっち系ということは竹内文書、宮下文書も出てくるんだろうなてのは想像に易く、案の定出てきたりで。
そこで、虹人ってことはアレか。と勘違いしたネタは、
>『世界には 赤人・青人・黄人・白人・黒人の 五つの人種(五色人)がいる。日本人は 五色人の上に立つ"黄金人"』
これうろ覚えで、5色+たしか2色で、七色の特別な人がいて、そんで虹人=古代人の末裔。
みたいなネタなんだろうなとかおもったのですが。
5色+黄金人だったか……と勘違いしてたのだけど。
そこで、そもなんでそんな思い違いをしたかというのを、この日記の記事の内容を簡単に頭の中でまとめてるときに、ぽんっと出てきたんですよ。
冴木忍の、「道士リジオ」。
これの主人公が古代神人の血をひいてて、たしか覚醒したとき髪の毛が虹色になったとおもふ(髪が虹色ってカイルロッドだったような気もする。どっちも昔すぎておぼえてない)
そんで、古代人でなんかすごいの=虹色。っていう刷り込みからの勘違いだった模様。
ていうか、道士リジオなんてすんごく久しぶりに思い出したな……。
メルヴィ&カシムも続きとかもうでないんだろうなぁ。
なにげに竜の柩出てた頃にカイルロッドとかやってたんだよなぁ。そんでもって、その頃は「ムー」とか好きで読んでたんだよな。
そんなかんじで、えらく懐かしい記憶がいろいろ蘇ったりした本でした。
んでもう一冊。
ケイムズ「道徳と自然宗教の原理」
図書館の新刊のコーナーにあったやつで、ちょうど邪宗門も読み終わり書けてきたところで、わりと邪宗門の内容的に、宗教とはなんぞやてきな問題提起もされてる部分もあったので、そのへんで本のタイトルにひかれて借りてみた物だったり。
……が、読んでみると、こりゃダメだ。1751年に初版という古い本で、タイトル的には、原始宗教とか、宗教の起源てきな内容の本なのかなとおもったのだけど、全然違ったりで。
そんでもってこの辺の時代の人にありがちな、がっつりスコラ哲学に毒されてる感じで。
とにかく古い。思想が。
そんでもって内容も、その多くが、(たとえば道徳についてとか)自分の感覚を信じて、自明と思われるものを弁証法で論じ続けるだけのもだけど、根本的に神学という誤謬の元が入り込んでるため、まったく読むに値しない内容だったりして。
もともと期待してた内容からも遠く離れてたこともあって、ぱらぱらと流し読み程度で読むのを止めたり。
そんな感じで、久しぶりに手元にある図書館の本全部読み切った状態になったり。
次の予定は……
まだシリーズの続きがあったのね。
高橋克彦「霊の柩」
前は無かったけど、知らないうちに追加されてた笠井潔の本。
笠井潔「熾天使の夏」
笠井潔「吸血鬼と精神分析」
を読んでみる予定。
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腕がぷるぷる
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形からの
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突然死
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思ったより早いのと遅いの
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素材がない
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やっぱ問題ありぽ
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そんな気にする物でもなさげ?
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やはり殿下
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やっと読了
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いろいろ環境みなおし
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やっぱりだめか…
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■
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やったー出来たー
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少しずつだけど
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いろいろ細々と
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■
■
さらに細々と
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29
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■
ムー
30
■
■
環境整備
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